【Instagramとにらめっこの日々】“私がなりたいアーティスト像”が見えた、その先にあった壁

アートメイクを学ぼうと決めてから、
毎日欠かさず見ていたのが、Instagram。
朝起きてから夜寝る前まで、
空いた時間にスマホを開いては、全国のアーティストさんの投稿を見ていました。
✅ 見続けることで、少しずつ“自分の好き”が見えてきた
最初は「すごいな」「上手だな」と、ただ感心して見るだけだった私。
でも毎日見ているうちに、だんだんと自分の中でわかるようになってきました。
「この毛並みの自然さが好き」
「こういう柔らかい色味に憧れる」
「この骨格に合わせたデザインが本当に美しい」
気がつくと、“自分がどんなアートメイクをしたいのか”がはっきりしてきたのです。
そして、「この人の技術が学べたら」と思うアーティストも、少しずつ絞れてきました。
✅ でも、地方には“私が学びたい人”がいなかった
ただ、問題はここからでした。
「この人に学びたい!」と思えるアーティストさんは、
たいてい東京・大阪などの大都市に拠点を構えている人ばかり。
しかも、その中にはスクールを開講していない方も多く、
どれだけ症例が素敵でも、「学ぶ手段」がそもそも存在していないこともありました。
私が住んでいる地方には、
“理想の技術”を教えてくれる人が見つからない――。
その事実が、思った以上に心にズシンと響きました。
✅ 迷ったけれど、勇気を出してDMを送った
どうしても諦めきれず、私は意を決して、
いくつかのアーティストさんにInstagramでダイレクトメッセージを送りました。
「どちらで学ばれたのですか?」
「スクールなど開講されるご予定はありますか?」
「地方でも学べる環境はありますか?」
返信が来ないことも覚悟していました。
でも、実際にはとても丁寧にお返事をくださる方もいて――
その優しさに、何度も心を救われました。
そしてやっぱり、返ってくる答えはこうです。
「東京です」「大阪の〇〇で学びました」
✅ 自分の“理想”と“現実”の距離に、立ち尽くす
地方に住むというだけで、
選択肢が限られてしまう現実。
本当に学びたい人がいても、すぐには会いに行けない距離。
子どもがいる。仕事もある。
数日間家を離れるなんて、そう簡単な話ではない。
Instagramで見つけた“憧れ”が、
現実の中では「手の届かない存在」にも思えてしまって、
その距離感に、正直、立ち尽くしてしまいました。
まとめ:それでも、理想が見えたことは大きな一歩
まだ、どうすれば理想に近づけるのかはわかりません。
でも、「こうなりたい」と思える目標ができたことで、
自分の中の軸が少しずつ定まってきたのも事実です。
Instagramで見つけた憧れの技術。
いつか私も、誰かに「学びたい」と思ってもらえるようなアーティストになれるように。
今日もまた、スマホを開いて、夢を追う気持ちを確かめています。