【症例100件がスタートライン】都会に通って1年かかる現実に凍った日
lisa-artmake
りさのアートメイクノート
Aスクールを候補から外したあと、
「次はここかもしれない」と思えたのが、Bスクールでした。
正直、Aスクールよりも条件面では安心感がありました。
そして何より、夫からも「ここ、いいんじゃない?」と言われたくらい。
周りから見れば“間違いない選択”に見えたと思います。
でも、私はこのスクールも候補から外すことにしました。
その理由は、たったひとつです。
一つひとつ、Bスクールを私の優先順位に照らし合わせてみました。
まさに、“堅実で安心”なスクールでした。
本当に、講師の症例だけが引っかかったんです。
好みは人それぞれだけど、私は眉の毛並みに繊細さと自然な流れを求めています。
骨格との調和、色味のやわらかさ、一本一本の繊細な線――
でも、Bスクールの症例にはそれがなかった。
決して下手なわけじゃない。むしろ、きれいだと思う。
だけど、私の「理想」じゃなかった。
講師の技術やスクールの信頼性に問題はない。
むしろ「これ以上の環境はなかなかない」と思える内容でした。
でも、私は最後まで心のどこかで「ここで学ぶ自分」が想像できませんでした。
せっかく高いお金と時間をかけて学ぶなら、
“自分が心から憧れる技術”を学びたい。
それが、私の中ではどうしても譲れない部分だったんです。
Bスクールは、第三者が見れば“正解”だったかもしれない。
現実的だし、安心感もある。
でも私は、そこにときめかなかった。
未来の自分にワクワクしなかった。
夢を現実にするには、好きなものを選ぶ勇気が必要だと思う。
妥協してまで手に入れて、私は後悔しないだろうか?
その問いに“YES”と答えられなかった私は、
今日もまたスクールを探しています。
時間はかかってもいい。
いつか心から「ここで学びたい」と思える場所に、きっと出会えると信じて。