【旦那に聞かれたひと言】「ディプロマって何?」…その瞬間、言葉が詰まった話

アートメイクのスクールを探し始めて2ヶ月。
費用や場所、学ぶ内容や講師の症例、卒業後のことまで――
日々、情報とにらめっこしながら、一歩ずつ前に進もうとしている私。
そんなある日、夫との会話の中でふと、こんな言葉を投げかけられました。

でさ、ディプロマって何?
その瞬間、私は言葉に詰まりました。
✅ 自分の中では“当たり前”になっていた言葉
アートメイクを学ぶ人にとって、「ディプロマ」は当たり前に飛び交うワード。
「卒業すればディプロマがもらえる」
「そのディプロマを持って、提携先のクリニックに営業できる」
「ディプロマがあるから信頼される」…そんな感覚でずっと話を進めてきました。
でも、夫はその意味をまったく知らなかった。
それも当然です。
彼は美容の世界にいる人間ではないし、
「資格」と「ディプロマ」の違いなんて、説明しなければ伝わるはずもない。
✅ ディプロマ=国家資格ではない
あらためて、私は彼にこう答えました。

国家資格じゃなくて、スクールで技術を学びましたっていう“修了証”みたいなものだよ
すると彼は、少し戸惑った顔をしてこう返しました。

え、それって“資格”ではないんだ?
この一言で、私は改めて自分の中で“曖昧だった線引き”を見せつけられたような気がしました。
✅ 信じていた「ディプロマ=武器」という前提が揺らいだ瞬間
ディプロマは確かに、学びの証です。
でもそれは、国家資格のような公的な免許ではありません。
相手(=クリニックや顧客)にとって、それがどれだけ価値あるものなのか。
それは「出す側」ではなく「受け取る側」が決めること。
この現実を、夫の何気ない一言が突きつけてきたように感じました。
✅ 本気でやりたいなら、自分の中の“説明力”も磨かなきゃいけない
夫のように、アートメイクや美容業界に詳しくない人にも、
自分の取り組みや想い、学ぼうとしていることの価値を「伝える力」が必要なんだ――
そう気づかされました。
「なんでそんなに高い費用をかけて学ぶのか」
「どうしてディプロマを取りたいのか」
「卒業してから何ができるのか」
こうしたことを、ちゃんと説明できなければ、
家族の協力も、周囲の理解も得られないんだと痛感しました。
✅ まとめ:「わかってくれてる」と思い込んでいたのは私だった
「私が本気なんだから、伝わってるはず」
「応援してくれてるんだから、もう理解してくれてる」
そんなふうに思っていたけれど、実はちゃんと伝えてなかった。
わかってくれてないのではなく、私が“説明していなかった”だけ。
この出来事は、私にとって大きな学びになりました。
これからも、夫とぶつかることはあると思います。
でもそのたびに、「ちゃんと伝えること」から逃げないようにしたい。
自分の夢を“自分の言葉で”説明できるようになることも、
きっとこの挑戦の一部なんだと、今はそう思っています。